この春、5回目の発達検査を受けました。
今回の発達検査は「KIDS(キッズ)乳幼児発達スケール」です。
この発達検査は親自身が、子供の出来る/出来ないを判定して、検査するものです。
(前回のs新版K式発達検査、前回のKIDS)
発達検査結果 DQとは
発達検査の結果として、発達指数DQ(Developmental Quotient)という数値が出ます。
知能指数IQの子供版のようなもので、年齢相応に発達しているかどうかが分かるというものです。
検査項目により発達年齢を計り、実年齢で割ったものです。
実年齢36か月で発達年齢36か月であれば、DQは100[%]ですし、
実年齢36か月で発達年齢18か月であれば、DQは50[%]という事になります。
平均的な子供は100前後(80〜120)です。
DQから知的障害の程度を判断する際、おおまかには以下のような分類になります。
知的障害の程度 | 発達指数DQ |
境界域(グレーゾーン) | 80〜70 |
軽度 | 70〜50 |
中度 | 50〜35 |
重度 | 35〜20 |
最重度 | 20未満 |
我が家の娘の検査結果
今回の発達検査「KIDS(キッズ)乳幼児発達スケール」の結果は以下でした。
発達年齢 | 36か月(3歳0か月) |
実年齢 | 55か月(4歳7か月) |
総合発達指数DQ | 67[%] |
ちなみにこれまでの検査結果を並べると以下のようになります。
発達検査 | 検査時の年齢 | 発達指数DQ |
新版K式発達検査2001 | 2歳3か月 | 73[%] |
KIDS(キッズ) 乳幼児発達スケール
| 2歳7か月 | 45[%] |
KIDS(キッズ) 乳幼児発達スケール
| 3歳7か月 | 47[%] |
新版K式発達検査2001 | 4歳0か月 | 64[%] |
KIDS(キッズ) 乳幼児発達スケール
| 4歳7か月 | 67[%] |
発達検査別に色分けしてグラフにすると以下のようになります。
過去の検査から同じDQでも、発達検査によって数値の出方がかなり異なると感じていましたが、ここに来てKIDSのDQが急上昇。
2つの発達検査の結果がともに65前後となりました。
まとめ
発達検査は医師・親が年齢相応に発達しているかどうかを判定するものですが、
年齢が低いうちは結構激しく上下し得ると言えそうです。
これは定型発達(健常児)が、急激に成長してスキルを身に着けるという事でもあり、
自閉症児も、定型発達には敵わなくても、急激にスキルを身に着けうるという事でもあると思います。
またDQを判定する発達検査に関しては、検査項目が本当に妥当なのかどうか、疑わしい気もします。
成長にあたって、世の中の色々なものを知識として吸収する時期(A)があり、
遅れてその知識を使ったスキルを獲得する時期が来る(B)訳ですが、
発達検査(DQ)としては表面上に出てきたスキル(B)しか評価していないと思います。
(Aを評価していない)
やはり発達検査(DQ)は一つの目安にしか過ぎません。
得手不得手を知る重要な情報ではあるとは思いますが、
これが子供の成長自体を表すものではないという事でしょうね。
とは言え。。。
ここに来てのDQ20アップは、親としてめちゃくちゃ嬉しいです。
これまでやってきたABAと、それに応えた娘の成長を証明したものだと思ってますから。