自閉症児の発達レベルを診る為に、3回目の発達検査を受けました。
今回の発達検査は「KIDS(キッズ)乳幼児発達スケール」です。
この発達検査は親自身が、子供の出来る/出来ないを判定して、検査するものです。
ちなみに前回のDQに関する記事はこちら
発達検査結果 DQとは
発達検査の結果として、発達指数DQ(Developmental Quotient)という数値が出ます。
知能指数IQの子供版のようなもので、年齢相応に発達しているかどうかが分かるというものです。
検査項目により発達年齢を計り、実年齢で割ったものです。
実年齢36か月で発達年齢36か月であれば、DQは100[%]ですし、
実年齢36か月で発達年齢18か月であれば、DQは50[%]という事になります。
平均的な子供は100前後(80〜120)です。
DQから知的障害の程度を判断する際、おおまかには以下のような分類になります。
知的障害の程度 |
発達指数DQ |
境界域(グレーゾーン) |
80〜70 |
軽度 |
70〜50 |
中度 |
50〜35 |
重度 |
35〜20 |
最重度 |
20未満 |
我が家の娘の検査結果
今回の発達検査「KIDS(キッズ)乳幼児発達スケール」の結果は以下でした。
発達年齢 |
20か月(1歳8か月) |
実年齢 |
43か月(3歳7か月) |
総合発達指数DQ |
47[%] |
ちなみにこれまでの検査結果を並べると以下のようになります。
発達検査 |
検査時の年齢 |
発達指数DQ |
新版K式発達検査 |
2歳3か月 |
73[%] |
KIDS(キッズ)
乳幼児発達スケール
|
2歳7か月 |
45[%] |
KIDS(キッズ)
乳幼児発達スケール
|
3歳7か月 |
47[%] |
1回目の検査結果(DQ=73)で自閉症と診断されて落ち込み
ABA療育を開始して改善するかと思ったところで、2回目の検査結果(DQ=45)。
さらに1年かけて、ABAで喋れるまでに劇的進歩を遂げたのに、3回目の結果はDQ=47。
微増というか、ほぼ変化なし。
ほんと発達検査を受ける度に、落ち込まされます。
まとめ
喋る(二語文)、紙オムツ卒業、数百の言葉、走る、ジャンプする。
この1年で娘が出来ることはかなり増えましたが、KIDSの評価項目においては、さほど評価されませんでした。
とはいえABAをやってなければおそらく40未満だったでしょう。
我が娘は「自分で生活スキルを身につける能力が弱い」という見方も出来そうです。
KIDSの試験項目を重点的に練習すれば、点数の大幅アップを狙えるでしょうが、それは本質ではないですよね。
それはおそらく娘の為ではなく、親の自己満足。。。
直接DQ向上に結びつかなくても、確かな効果が出ているABAは、地道に大事に続けようと思います。
発達検査は一つの目安であり、DQが良かろうが悪かろうが、今後の娘の成長に影響を与えるものでは無いですよね。
ただねー。
「ABAを頑張って色々身につけた分、点数が上がると、モチベーションの向上になって良かったのにー!!!」
というのが本心ですね。
残念。
年末あたりに、療育手帳の更新があるので、また発達検査(新版K式発達検査)を受けるかもしれません。
受けるなら、期待はせずに、冷静にー。